1. 心理療法について

心理療法について

人の心は目に見えないものですし、触れることのできないものですが、ひとたびそれがうまく働かなくなると、さまざまな形で痛みを引き起こし、その存在を考えさせられます。日々の暮らしに埋没する中で、自分自身の心や自分にとって大切な人の心について考える機会は失いがちです。心の病や不調と言われるものは、むしろ、私たちにあらためて立ち止まり、自分自身について、そして人とのつながりについて考えさせてくれる機会かもしれません。

心理療法は、信頼できる誰かと一緒に自分の心をじっくりと見つめなおす機会です。

当センターでは、十分な訓練と経験をつんだ臨床心理士による精神分析的心理療法を行なっています。精神分析的心理療法は、フロイトの流れを汲む心理療法で、欧米を中心に、広く世界中で行われています。精神分析的心理療法では、セラピスト(心理療法士)との信頼関係を育みながら、無意識と呼ばれる心の奥底や人間関係のパターンを深く見つめていくことで、クライエント(来談者)が深く変わっていくことを目指すアプローチです。

大人の方に対して

精神分析的心理療法は、セラピストとの関係に基づきながら、自由に自分自身のことを話していく中で、心の奥深くを見つめていくアプローチです。

クライエントは、自分自身の生い立ちや家族のこと、自分自身の現在の人間関係を振り返りつつ、セラピストの助けを借りながら、自分のことを考えていきます。

また、夢は、クライエントの内面で起こっていることを知る重要な手がかりとして、重視されます。このような心の仕事を通じて、クライエントが自分の心を縛っている様々なことから解き放たれ、自分自身の潜在的な力を発揮することが出来るようになることを目指します。

こんな人が対象です

  • 抑うつ状態にあるが、薬物療法だけでは物足りず、自分自身について考えていきたいと思っている人
  • 人生に方向性が見出せず、生きることに意味が感じられないで悩んでいる人
  • 強迫症状や不安症状、パニック発作などで悩まされているが、それらの症状の背景になっている意味について考えてみたい人
  • 人間関係がうまくいかず、自分自身を振り返ってみたい人

治療の流れ

まずは、私たちの精神分析的心理療法がお役に立てるかどうか、そして、私たちの提供する精神分析的心理療法があなたが求めていらっしゃることと一致するかどうか話し合う機会としてコンサルテーション(治療相談)面接をさせていただきます。

そして、数回のトライアル(試行)期間を経て、継続面接に移行するかどうか決めてきます。面接の頻度は、週1回から5回まで可能です。

また、椅子に座って互いに対面して話し合う「カウンセリング」スタイルから、寝椅子に横になり自由連想する本格的な精神分析も可能です。

お子様に対して

ことばでの表現やコミュニケーションの難しい小さなお子様に対しては、プレイセラピー(遊戯療法)というかたちで、遊びを通じていろんな気持ちを表現できる機会を持ちます。

このようにことば以外の表現やコミュニケーションを通じてセラピストと交流することで、お子様は自分の気持ちや人との関わりについて様々なことを学んでいきます。

こんなお子様が対象です

  • ことばの発達が遅れていたり、心身の発達が遅れていたりするお子様
  • 落ち着きがなかったり、集団行動が難しいお子様
  • 学校に行くことが難しいお子様
  • その他さまざまな困難を示しているお子様
  • 自閉症や発達障害のお子様

治療の流れ

精神分析的心理療法によって、お子様の問題を援助できるかどうか診させていただく必要があります。

また、お子様の困難は、ご家族の助けなしになかなか解決できないのが普通ですので、ご両親とも通常定期的に面接を設け、一緒にお子様の困難について取り組むことにさせていただいています。

心理療法のセッションの頻度は、週一回から複数回まで可能です。

自閉症・発達障害のお子様に対して

このようなお子様に対しては、行動面での変化を目指した行動療法や療育的アプローチ、あるいは社会的スキルを学ぶというアプローチが勧められることもあります。しかし、このように私たちの思うようにお子様がふるまえるようになることを目指すだけでなく、お子様の動機的側面(人とつながりたい、いろんなことを知っていきたいという気持ち)を育むことが大切な場合もあります。そして、お子様によっては、動機的側面を扱う精神分析的心理療法を通じて大きく変化することもあります。

発達障害のお子様を援助する精神分析的心理療法は、お子様との情緒的関係を大切にし、お子様の気持ちに十分に注意を払っていくアプローチであり、このようなアプローチを通じて、人や世界にもっと関わりたいというお子様の気持ちが育まれていくことを目指します。お子様が精神分析的心理療法に適していらっしゃるか、またご両親がご自分達のお子様にそのようなアプローチの援助をお望みか慎重に吟味しながら進めていきます。 このようなアプローチをお望みの方は、まず私たちの発達相談サービスに申し込まれることをお勧めいたします。

料金

通常の場合

初回 10,000円/1回50分
2回〜 8,000円/1回50分

但し、18歳以下の子ども・親面接の場合

初回 6,000円/1回50分
2回〜 5,000円/1回50分

申込み方法

御池心理療法センターまで電話・FAX・メールにて申込み下さい。

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